足拭き猫

マヌケ先生の足拭き猫のレビュー・感想・評価

マヌケ先生(1998年製作の映画)
4.1
大林宣彦監督の自伝的映画ということでワクワク感がいっぱいだった。目の前に座っている老人が実は・・・というのが途中から分かるのだが、谷啓さんのインパクトが強すぎて彼じゃなかったら最初からバレていたんだろうな。

「海辺の映画館」で出てきたジョン・フォードの原点ってこれだったのか!大林作品に度々登場する厚木拓郎さんはこれが一番可愛い。また、病弱な年上の美少女に対する憧れのモチーフも、実際にあったことだったのですね。
そして大林監督は家族に恵まれていて、少年期に夢が十分に育まれたんだなぁとしみじみ感じた。