大林宣彦監督の自伝的作品、ということで楽しく見られた。映画のフィルムとの出会いとか憧れの女性とか、さもありなん、という感じで良かった。谷啓さんがいい。今回見たのは大林監督が特別名誉館長を勤めてくださった深谷シネマ。先日大林千茱萸さんがこの映画での三浦友和さんにまつわるエピソードを「今日初めてお話しします」とお話しくださったそのシーンにどうしても目が行ってしまった。それから大林監督が演じていらっしゃるアメリカ人の映画監督はジョン・フォード監督を意識しているとのこと。そう思いながら見るとなるほどと思ってしまう。深谷シネマでは後日この映画の厚木拓郎さん（主演）、内藤忠司さん（監督）、今関あきよしさん（撮影）の舞台あいさつもあるので、すごく楽しみ。
