タキシードねこ

TAKESHIS’のタキシードねこのネタバレレビュー・内容・結末

TAKESHIS’(2005年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカー以前にジョーカーをやってたのはお〜っと思った。でもそれが根幹ではない。ストーリーというストーリーはなくて監督のその時の気分が反映されたかのような映画。
だとするとかなり参ってたのかも。作中で北野武を北野武に包丁で滅多刺しにさせたり、線路で電車に轢かれるのをタップダンスしながら待ってたり(結局走ってきてたライトはゾマホンだった)、自殺願望かとも思えるような演出。銃撃戦も緊張感は無く、しまいには撃戦最中に銃を取り上げられる始末で見る側としては飽きさへ感じる、だけど監督自身もそうだったのかも。
度々ある映像に形が同じものの映像が重なったりする演出も、何かを見てるんだけど物事に集中できない状態を表してるみたい。作中のクランクアップのシーンで花をもらっても全然嬉しそうじゃない。この頃は映画を撮るっていうことにもあまり楽しみを感じていなかったのかな。
真面目に書いた。