ドルフィンキック

カンフー無敵のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

カンフー無敵(2006年製作の映画)
3.0
「カンフー~」って、邦題だったので、期待して、見ましたが、前半は、大したアクションが、ない上に、お話のテンポが、良くなかったので、退屈で、途中、眠たくなってしまいました。
後半から、盛り返して来たものの、ラストが、「え、これで終わりなの?」って言う感じの中途半端な終わり方で、映画を見終った後の爽快感も、感じることが、出来なかったのが、残念で、正直、それほどでも~、でしたね。

物語面に関しては、脚本が、グダグダ、支離滅裂で、上手く、まとまっていなかったので、入り込めませんでした。

アクション面に関しては、良い所と微妙な所が、混在していて、例えば、CGを駆使した、ありえねえ~(笑)、非現実的なアクションも、見せてはくれるんですが、「少林サッカー」や「カンフーハッスル」ほど、笑いやユーモア満載の突き抜けた面白さが、なかったですね。

とは言え、己の生身の肉体を駆使したアクションは、いい感じの仕上がりで、武器やアイテムや棍棒を駆使したリズミカルな殺陣は、僕の大好きな70年代後半から80年代前半位に制作された、コミックカンフー映画のアクロバティック且つリズミカルな殺陣を彷彿とさせて、懐かしさに浸ることが、出来たので、中々、楽しめました♪
あと、アクロバットも、良かったですね。
特に、ヴァネス・ウーが、テーブルの上で、ブレイクダンスの技を駆使して、トーマスフレア(開脚旋回)を魅せるアクションは、トニー・ジャーが、映画「トム・ヤム・クン」での異種格闘技戦でのカポエラの使い手との超絶バトルで、魅せた、ブレイクダンス(トーマスフレア)を絡めた戦闘スタイルで、敵に、対抗するシーンを彷彿とさせて、ニヤリとしました♪

ただ、総合的に考えて、肉体アクションは、良かったですが、脚本とCGアクションは、イマイチだったので、及第点までとは、行きませんでしたね。

やっぱり、ヴァネス・ウー出演作品の中では、カンフー映画ではありませんが、刑事アクション映画の「ドラゴン・スクワッド」での、彼が、アクション、演技共に、カッコ良くて、お気に入りの作品ですね♪