やまモン

女の花道のやまモンのレビュー・感想・評価

女の花道(1971年製作の映画)
3.6
【スターの矜持にふれた】

美空ひばりさんの作品は初めてですが、凄まじい才能を目の当たりにして驚くばかり。

唄い
踊り
舞い
演じる。

この世には桁違いな人物がいるものなのですね。彼女がスターであることに納得せざるを得ない。圧倒的です。

また、他の方もレビューで触れているように、最後のシーンは、戦後の焼け野原からスタートした彼女のキャリアをフィードバックしたものであり、最後の言葉も作品中の演出ではなく、彼女の矜持そのものなのでしょう。