高橋早苗

ブレードランナーの高橋早苗のレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
3.5
ハリソン・フォードが主役って意外。

観てると
「JM」とか
「フィフス・エレメント」とか
「マトリックス」の景色がだぶる・・・のは
観てるこっちの順番が逆なだけだよね(笑)

とはいえ、景色に魅力を感じるのは
断然!こっちだけどね^^


そして景色、以上に音が気になる。
雑踏の色んな音、雨・・・

どこからがサントラで
どこからがシーンの音かわからない。
その綯い交ぜ感がよけいに
“カオス”してるなぁ、って。

あの街歩きたいよ。
あの屋台?オヤジのうどん食いてぇ(笑)。


比べて
部屋の中で羽ばたくフクロウ
あの音のなさが
やけに耳に障る。


彼が「強制」任務で
一匹目を落とした後にみせる表情が、残る。

あぁ、生身なんだな、って。

そして最後の一匹が
目の前で息絶えていくシーンは強烈


単なる対決、というよか
「もっと遊んでくれよ」なんてせがまれているかのようで。

どっちが生身で
どっちが機械かわからなくなってくる!


大体、レプリの割に
ずいぶん詩的じゃない?(笑)



“短い命”の彼女を連れて
彼は何処へ行くつもりなんだろう。
高橋早苗

高橋早苗