ひろ

レナードの朝のひろのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.3
後輩に勧められて第三弾
 
看護師にコーヒーを誘われても断り、人付き合いが苦手な医師セイヤー。赴任先の病院で嗜眠性脳炎(現在は存在しない)の後遺症の患者にはそれぞれ違った反応が残っている事に気付く。パーキンソン病の新薬を試し1969年の夏、眠っていたかのように患者達が目覚めた実話を基にした物語。

医師とは患者を診断し治療するものである。でも治療で目覚めたいのちが再び眠りについたら?胸が苦しくなるよな。

『いのちは与えられて奪われるもの』
 誰のいのちもかけがえのないものであるが、いつかはみな死んでしまう。そんなことがわかってても苦しいのはなぜか。
 明日は朝からコーヒーでも行こう。診療の合間にでも。明日も誰かの大切な人が目覚める朝だと願って。
ひろ

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