映画観太郎

レナードの朝の映画観太郎のネタバレレビュー・内容・結末

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

衝撃の実話。


希望が絶望に変わる瞬間は、どうやっても辛い。
やるせない。
与えられて、奪われる。人生ってそうだったんだ。


先生はミラクルと呼ぶに相応しく、偉業と呼ぶに相応しい発見・治療をやってのけたけど、
それが幸せだったと捉えられる人もいれば、逆にその後に待ち受けていた不幸を助長させただけと捉える人もいるんだろう。
(結果的には元に戻っただけなんだけど下手に夢を見てしまったがために辛いというか…)

言葉選びが難しいけれど、健常であることの素晴らしさ…素晴らしさではないか。
健常であることで生じる選択肢の多さ。
当たり前のこと。
日常。

でもそれも盤石じゃない。
常に壊れる可能性を孕んでる事を忘れちゃいけない。
後悔しないように、一生懸命生きなきゃいけない。
少しでも迷うようなことはやってみなきゃ。もったいない。


与えられた中で。
奪われるまで。

生と向き合わなきゃ。


それとは別に、人類の叡智素晴らしきと思った。
医療ってすごい。
色んな人が積み重ねてきた上に今日がある。
ありがとうございます。