このレビューはネタバレを含みます
Columbia作品観賞シリーズ
実話を基にしたストーリー
ずっと研究ばかりで臨床経験のないDr. Sayerが、神経病患者とどう向き合うのだろうかと思ったけど
研究熱心だったからこそ、患者のことをよく見て、共通項を見出そうとしてた
こんな先生が実際にたくさんいてくれたらと思った
患者たちは、嗜眠性脳炎によって、体は物理的には動くのに、意思が伴わなくなった
魂の抜け殻状態で、応答しても反応がない
Dr. Sayerの努力の結果ここまでわかって、あとは治療法という段階
新薬って不安がつきまとうのに、果敢に挑んだ先生の勇気がすごい
夜中に勝手に量増やしてLeonardに飲ませちゃったところは、おいおい大丈夫かよと思ったけど笑
Leonardの目覚めは感動シーンだった
次々に患者に試して、みんなが目覚めて日常を取り戻していくシーンは泣けた
けど、薬は使い続けなければ効果はないしやっぱり副作用が発生してLeonardはどんどん悪化していく
そして最後はみんな戻ってしまうのが悲しい…
副作用に苦しみながらもその様子を記録して、研究して、今後のために役立ててくれと先生に訴えるLeonardを見るのが辛かった
みんなに薬を投与したことが正解だったのかと悩む先生
目覚めたことによって、失った時間に変わってしまった家族関係や世の中についていけなくて葛藤する患者
再び苦しむLeonardを見たくないから薬の投与をやめてくれという母親
それぞれの葛藤が痛いほどわかって苦しかった
自分は突然、時間を失って、人生を失ったのに、今生きている人は命があるのに、何も楽しんでいないし、感謝もしていないというLeonardの訴えが心にずっしりときた…
Robert De Niroの演技力!
Robin Williamsの良さが全面に出ている役回り!