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レナードの朝のえるのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.0
#映画 #eiga #movie #シネマ #映画好きと繋がりたい


いまさら鑑賞シリーズ。
午前十時の映画祭にて。

劇場での鑑賞は初めてでした。
デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの細やかな演技をスクリーンで観られて感動でした。
研究ばかりしてきたセイヤーが、初めて臨床医として対峙したのは、嗜眠性脳症で、意識が違う次元に行ってしまっている患者たちだった。
しかし、研究をしてきた彼は、今までの医者とは違う視点で患者の状態を見ていた。
そして、彼らに目覚めの朝と笑顔を取り戻したのだが・・・。
実話に基づくストーリーと知って衝撃を受けました。
セイヤーの患者を真摯に見つめる視線、症状の変化を見たときの微笑み、人間を愛しているのだなとわかるロビンの演技。
そして、30年の眠りから目覚め、笑顔を取り戻し、恋を知るが、再び… というレナードの劇的な人生を演じきるデ・ニーロ。
二人の素晴らしい演技によって、この奇跡が人々に伝えられたのですね。
決してハッピーエンドとは言えないけれど、輝きを取り戻した一瞬は、彼らにとってかけがえのない時間だったに違いない。
そして、わたしたちは何気ない毎日を生きていることに感謝しなければならないと気づくのです。゚(゚´Д`゚)゚。
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