サーモン

レナードの朝のサーモンのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.0
病気がテーマの話だけど、予想よりむやみに視聴者の感情を揺さぶってくるところが少なく、比較的静かな展開なところが良かった。
患者が夜に目覚めるのが印象的。邦題も素晴らしい。夜だけど朝なんだよね。その後の実際の朝のシーンもシンプルながら明るくかつ爽やかで、朝というものの理想のビジュアルだなと感じます。

全体的にすごく8〜90年代らしくて「若者はすべからくロック音楽やダンスやセックスが好きで反抗的でなくてはならない」みたいな価値観がすごいが、実話ベースということもあってか「あまりそういう世俗的な方向に振りたくない!」という意志も感じられ、最終的に良いバランスになっていると思います。
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