吉良吉影

レナードの朝の吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ギャングや狂ったキャラのイメージがあるロバート・デ・ニーロの命の尊さを感じさせる演技、ロビン・ウィリアムスの暖かく人間味溢れる演技に天晴れ。
この作品を通してパーキンソン病の恐ろしさを強く実感した。意識が病気を患う前で止まってしまうことで、自分が少年少女のままだと勘違いを起こすほどの症状とは、、。まるでSF映画のような設定にも思えるが、これが現実的に誰でも起こり得ると思うと恐ろしい。
そのなかでも新薬で全員が奇跡の回復を遂げたシーンが印象的。例えが良くないと思うが、手足が動かなくなり意識もはっきりとしてないゾンビ状態から薬一つでここまでの回復することが感動した。患者たちが意思を持って動いている光景が壮観で医療の進歩がどんどん進化していることを実感した。
最終的にレナードの症状が悪化してしまうが、このような奇跡が起きた実話はなかなか類を見ない。
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