のんchan

レナードの朝ののんchanのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.6
観たい欲求のまま作品を選び、観終えた感情のままの記録、今年一年のレビュー数は718本でした。
ただただ楽しくFilmarks活動が継続出来ているのは、いいね!コメントをくださる優しいお仲間がいらっしゃるから😊
いつもお付き合い頂きまして心より感謝しています。
今年一年お世話になりました。
ありがとうございました🙇‍♀️


ラストレビューは不朽の名作。
数年ぶりなので忘れている部分もあったけど、2人の名演技は何回観ても圧巻👏
脚色はあるにしろ驚きの実話。


1969年のブロンクス。人付き合いが苦手で研究専門で臨床経験のないセイヤー医師(ロビン・ウィリアムズ)が、慢性神経患者専門の病院に赴任する。
セイヤーは様々な症状の患者の現実に最初は面喰らうも、1人1人の患者に真摯に向き合って最善を尽くそうと奮闘する。
その中に11歳から30年間、殆ど眠り続けてきたレナード(デ・ニーロ)にパーキンソン病の新薬を投与すると効果が表れ、みるみる嗜眠状態から目を覚ますのだった...


優しい医者が板についているウィリアムズは理想ではあったが、当時の医療の裏側は非認可の薬を大量に使っていたのに驚きがある。

しかし30年間ずっと硬直していた四肢が嘘のように解き放たれて1人で歩き話せるようになるレナード。
どれほどの喜びがあったことか、年老いた母親との抱擁、自分の姿を鏡で見て時の流れを知る驚き、そんな彼はある患者の娘に恋心が芽生え、トキメキながらダンスを踊る姿は涙無くして観れません🥲
しかし喜びも束の間、それは一時であり、再び症状が出てしまう...


デ・ニーロのあまりに豊かな一つ一つの渾身の演技には尊さを感じます。唯一無二の特別なものが光っています。
有名な話ですが、当初の配役は反対だった。しかし、デ・ニーロが患者役なら引き受けたいと要望した。それだけの実力を出し切っての完璧な演技を魅せています。
今回の鑑賞は"もし逆だったら?"と思いながらも観たけれど...やはりこれで正解。

ドラマじゃなく実話なのでラストは切ないけど、きっとまた観たくなる。観続けたい名作ですね🌟


来年もよろしくお願いします。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ🌅



あ、実はこれがラストではなく...
大晦日の夕方、今年一に良かった『PERFECT DAYS』の2度目を観に行きます。平山さん(役所広司)に会いに行きます。
その余韻のまま新年を迎えたいと思います🪅
のんchan

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