わづか

レナードの朝のわづかのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
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学生の時の愛読書だった『レナードの朝』をようやく鑑賞
著者のオリヴァー・サックス氏が同書でこのフィルムへ只管感謝の意を述べられていたのを覚えている
思わず嗚咽を漏らして泣いてしまった……
1969年の夏の陽の眩しさ……ピアノの音色……愛おしい人々……( ˃̣̣̣̣̣̣ ω ˂̣̣̣̣̣̣ )

本から滲み出るオリヴァー・サックス氏の性格が柔らかく映画になったみたいな映像体験で本当によかった
患者の存在を重んじるところも好きなんだけど、病気を糧みたいな定義にしないでちゃんと悲惨なものだとしてるところがほんまに好き
その上で、そのリングで闘ってるんだな 彼らは

病気が人生となってしまった人に自分の人生を賭して報いようとした氏を本当に尊敬している……
『レナードの朝』よかったです
わづか

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