けんさん

レナードの朝のけんさんのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
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幸せとは?そんなことを考えさせられました。
幼少期、突如発症した麻痺の症状から徐々に自由が効かなくなり寝たきりになり…

実話を元にした話ということですが
新薬の効果でロバート・デ・ニーロ演じるレナードが寝たきりから回復し絵を書いていたところはグッときました。
タイムスリップしてしまったような演技も秀逸でした。
ロビン・ウィリアムズのセイヤー医師が、患者たちとしっかり向き合う様子も優しさ溢れてました。
二人の演技、特にロバート・デ・ニーロ。凄かったです。
後半からはかなり辛い展開が待っており
セイヤー医師の"命を与えてまた奪うのが親切な事か?"というセリフはかなり辛かった。

新しい治療の光と影を描いたようなところがありますが、こういったことを乗り越えて今の医学があるのかなぁなんて思いました。
しかしながら、何にも勝るものは人間の魂、心ですね。
カッコーの巣の上でも観たくなりました。