matya

レナードの朝のmatyaのネタバレレビュー・内容・結末

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

脳炎患者とそれを治そうとする医者の話。
新薬で劇的な回復をし、会話や自由に動けるようになるが、それは一時的なもので最後には元の意識のない状態に戻ってしまう。

回復をした患者の方達は動けること、話せることに感動していて、健康な状態がいかに幸せなことか感じさせてくれる映画だった。

ただ、一時的でも人間として戻れたことが周りの家族含め良かったことのか。
一瞬の希望を感じたからこそ、その後の悲しみや絶望感は薬を飲む前よりも深いものになってしまったのではないだろうかとも思ってしまった。
でも同じくらい回復して会話ができるというは患者も家族もとても幸せだったこともまちがいなくて、
本当に何が正しくて何が間違っているのか、とても難しいと感じた。

また、改めてお医者さんと看護師さんは素晴らしいなと思いました。
matya

matya