このレビューはネタバレを含みます
この映画の感想に見合う言葉が見つからんけど、忘れがちな大事なことを思い出させられる映画で、心が落ち着いた。
誰かを見て人生の素晴らしさに感動したり、純粋な気持ちを伝えられるよう背中を押されたり、希望を失ってはいけないと教わったり。
そんなことを通じて、「『当たり前』になっていること」がどれほど幸運なのかを知る。
自分に空白の時間が生まれることや痙攣が言うことをきかない状況がどれだけ怖いかなんて想像もつかない(怖くて想像出来ない)けど、ロバートデニーロ演じるレナードの苦しみや痛みが画面越しに伝わってきた気がして、胸が痛かった。
レナードやセイヤー博士のように、どこかの誰かが踏ん張ってくれたから不治の病が減っていて、もし私が病気にかかって治ったなら、命を粗末にしてはいけないなと思った。
医者や研究者になれなくても、エレノアのように、誰かを助ける為に努力して葛藤する人の心を保てるような存在になりたいなーってふわっと大きなことを思った。