ぽんぽこ

男はつらいよ 寅次郎の告白のぽんぽこのレビュー・感想・評価

3.5
前回、満男が一人暮らしするとかしないとか揉めてたけど、結局引き続き家族と暮らしていました。
名古屋の母親の元に戻った泉は高校卒業後に東京で就職したいという事で学校からの斡旋で銀座の山野楽器に面接に行くのですが、高卒という理由で断られるのです。
何の為の学校からの斡旋やねん。
仕方なく名古屋に帰ると母の礼子には新しい男がいて、それも苛立つのでした。
礼子と喧嘩して家出した泉が旅先の鳥取県から意味深な絵葉書を満男宛に送り、満男は居ても立っても居られくなり飛び出すのでした。
古い町並みを散策中、お腹が空いてアンパンを買って店で食べていると、店のおばさん(杉山とく子)がお茶を淹れてくれて、自分も1人だから、一緒に晩御飯を食べようと誘ってくれ、豆腐を買ってきてと言われ、お鍋を持って買いに行くと、偶然寅さんにバッタリ!
豆腐落とすぞー!ってハラハラしてたら、あまりにも綺麗にお鍋ごと、川に落としたのを観て、横でZOZOのネットショッピングしてた娘と、声立てて笑いました。
おばさんの家で寅さんと3人、川の字に寝て、寅さんに母親の恋人の話しを聞いてもらうのでした。
私の友達が思春期、母親に恋人ができたのが許せなかったと聞きました。
大人にとったら平気でも、多感な時期は気に触るんかな。
砂丘で満男と会い、寅さんが結婚まで考えた事があった、聖子(吉田日出子)の料亭に泊まるのです。
冗談のつもりで言ったけど、板前の旦那は亡くなっていて、聖子は未亡人なのでした。
律儀な寅さんは皆で墓参りに行き、泉も満男やさくら、博や寅さん達に気にかけてもらっている事が幸せに思えて元気になり名古屋に戻り、母と仲直りするのでした。

ここ数年は寅さんより満男の恋が中心になっています。
満男のシーンのバックに流れる徳永英明の歌、中学のクラスメイトで徳永英明に似ていた男の子のあだ名が、〝エオリア〟だったのを思い出しました。

ラスト、お正月に例の如く友達とつるんでた満男の元に、恒例のまたアポ無しの泉が訪れるのでした。
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