初ソフィアコッポラでした。
日本を映した海外の映画は何作もあるけれど、綺麗な映し方だった。
ネオンの映し方もよかったけど特にホテル。
高層から見下ろす景色、ホテルの無機質な感じ。はるか上から見下ろしている彼らが実はすごく寂しそうで、籠城のような御伽噺のような不思議な映し方だった。ファンタジー。
半自伝的作品と聞いてそれが全てだなと思った。自分で見た東京の好きなところ、嫌いなところを存分に描いている。
京都出てきて一気に安っぽいなって感じたけど、バーでのシーンや部屋での逢瀬。終盤の人混みの中のふわふわした情景。新宿とかを映しておいてあそこまで異世界情緒溢れる映像を撮れるのは確かに凄いよな。
全体的にゆったりと優雅な雰囲気でありつつ、後ろについたクリップ、肉の違いなんてわからないと言い放つ様、ランニングマシーン。
気まずい笑いのような要素がすごくよくて笑顔になった。