吉良吉影

ロスト・イン・トランスレーションの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ソフィア・コッポラにとって日本人は割と面白くて不思議な国民性だと思っているのか。通訳にそのまま伝わっていないビデオの撮影や、独特過ぎる写真撮影も本当に体験したのか分からないがリアル感があって面白かった。特に病院でボブ・ハリスとお年寄りとあまりに言葉が伝わらずトンチンカンな会話になっていたのも好き。

外国人は、この映画を観て日本に興味を持つだろうか。割とオリエンタリズム的な思想で日本文化が歪曲されがちなことがあるが、そこそこに日本を写実的に捉えていたので是非日本に来る前にこの映画を観ることをお勧めしたい。

今回は少し芋っぽいスカーレット・ヨハンソンに感じたが、相変わらずの美しさ。自分もフカフカのベッドでホテル暮らしがしたい。

「そういえば、この映画は何がテーマだっけ」となるほど穏やかな温度感で話が進む。
吉良吉影

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