2023年451本目
ビル・マーレイ×スカーレット・ヨハンソン
ソフィア・コッポラがアカデミー賞脚本賞を受賞した作品
CM撮影のために来日したハリウッド俳優・ボブと、写真家の夫の仕事の連れ添いで来日した若妻・シャーロットが、互いの孤独に寄り添いながら東京の街を彷徨い歩く。
本作の影響で渋谷スクランブル交差点が世界的に認知されるようになったらしい。
外国人ならではの視点で描かれた東京の街は、見慣れた景色とはちょっと違った趣があり、新たな気づきや発見をもたらしてくれる。
派手な電飾が街を彩り、とにかく人が多くて、なんでも揃っている一方、どこか空虚で淡白な感じの東京が妙にリアルに描かれていて、なんとも言えない気恥ずかしさを覚えた。
異国の地で慣れない文化や慣習に戸惑うボブとシャーロットの姿が微笑ましく、言葉の通じない国で孤独を感じてしまう2人にとても共感できる。
ボブがランニングマシンを暴走させて、翌朝しっかり足をやられてしまっているシーンがめちゃくちゃ面白い。
後に凄腕スパイになって宇宙を救うことになるけど、撮影当時のスカーレット・ヨハンソンは、まだどこかあどけなさが残っていて、今とは違った素朴な可愛らしさがある。
ビル・マーレイは日本人と並ぶとめっちゃデカいなと思って調べてみたら、身長187センチもあるんかい！
