フェリーニのアマルコルドに投稿された感想・評価（★4.1 - 5.0）- 5ページ目

監督の少年時代の記憶を紡いだであろう作品。庶民の生活、お馬鹿でお下品だけど嫌な気持ちにならない、死へ向かう描写の美しさ(霧や孔雀)、お葬式、結婚式。独特なユーモアも盛り込み、ラストまで飽きることなく…

朗らかで牧歌的な田舎風景にファシスト党が混じる。ある一の家族の悲哀、少年の恋煩い、不良たちの他愛もない悪戯、全てひっくるめて街の一年をみたあとは何故か登場人物全員が愛しくなってくる。鑑賞後英語Wik…

とても良かった。季節の匂いがする映画に弱い。とりとめのない出来事の積み重ねが人生になってゆくのだな、と思えた

愉快なタッチに差し込まれる美し描写が素晴らしい。霧に痺れた。終わり方がこれまた素晴らし…

断片的なエピソードが連なる一年（？）の物語。自身の少年期を回想したと思われるが、「想い出」なので繋がりも曖昧で幻想的なシーンも多い。ここではファシズムもおっぱいも豪華客船も母の死も綿毛も全て「想い出…

綿毛が飛び交う季節で始まり、終わる。
様々な出来事が街や人を揺るがせ、それぞれの遠い記憶となる。
綿毛が飛び交いお祭り騒ぎで落ち着かない春、海で豪華客船に圧倒され忘れられない夏、古く美しい農場で風変…

愛くるしい人間模様に美しいイタリア語の発音。大好きだなぁ。
「パンと労働」よりも「パンと一杯のワイン」の方が良いよなぁ　って最高ですよね。

La primavera è arrivata e l’…

四季の演出にのせて…映像の魔術師とかカラーになって色彩が…
とかはひとまず置いておいて、人間模様の各シークエンスが単純に面白いです。

ムッソリーニが台頭するファシズム真っ只中な時代背景なので、舞台…

• #犬

　自称「嘘つき」のフェリーニのことだから「私は覚えている」なんて言いながらもかなりでっち上げだであろう回想録（嘘つきのパラドックスについては措く）
　たとえそれが虚構であっても（もっとも、真面目に記…

ノイズが多くて説明し難い社会はジョークのように規律立ったファシズムを生み出し、そしてファシズムが去った後も社会が続いていく。綿毛が飛んで魔女狩りのお祭りから始まるところが好き。映像も綺麗。Y字で釣ら…