【名作を観ようシリーズNo.35】
秋深まり、久々にフェリーニの名作を…
フェリーニの作品の中でも、比較的わかりやすいといわれる、この作品を選んでみた
舞台は、ファシズム全盛の北イタリア港町リミニ。
冒頭の綿毛舞う港のシーンは、幻想的で美しい…
それから続く、祭りのシーンがとてもエネルギッシュ!テンションが高く、人々の躍動感がよく伝わってくる。
町1番の美女グラディスカに憧れる少年チッタは、フェリーニの少年時代をモデルにしているとか…
情緒感溢れるイタリアの描写に温もりを感じる。
この作品は、その後の映画に影響を与えているのは間違いない。
ジュゼッペ・トルナトーレの”マレーナ〟やエミール・クストリッツァの”アンダーグラウンド〟等…
ただ、この作品から名作というべき特別なものを感じることはなかった…
ストーリーはないに等しく、あまりにも淡々としている…
フェリーニいいよね〜!と格好つけたいんだけど…(苦笑)まだフェリーニは自分には早いようだ…
また10年後くらいに…