原題“AMARCORD”は、本作の監督&脚本のフェデリコ・フェリーニの故郷である北部イタリアのリミニ地方の、現在では死語となっている言葉で「私は覚えている」を意味する。
このタイトルが表すように、フ…
フェリーニの在りし日の記憶。猥雑な人生いつも愉快。ある町の、ある人々の群像喜劇。「アマルコルド」は「私は憶えている」っていう意味らしい。
綿毛が風に舞って春を連れてくる。少年と家族、友人、町の可笑…
初恋もファシズムも青春も母の死も、狂騒の故郷とともにすべて均一な楽しい記憶となり、その思い出の断片みたいなものをいくらか誇張していかにも作り物なセットで蘇らせるのがまた楽しい。
そしてどのエピソード…
このレビューはネタバレを含みます
『フェリーニのアマルコルド』観た!すごい!でも、自分がどこにすごさを感じたのか、うまく説明できない。完敗。自分がNGにしてる「これが映画だ」とか「ここにはすべてがある」といったクリシェでしか対抗でき…
>>続きを読むいいなぁ。
少年達の青春。憧れ。
大きなまあるいお尻。
お尻、お尻。
そして大きすぎるおっぱいのタバコ屋のおばさん。
四季と共にほんの少しづつ成長して行く感じが好き。ほんの少しづつ。
綿毛と共に春が…
吹くんじゃないよバカ、吸うんだよってくだりでめっちゃ笑った。思春期の性への憧憬をうまく描いている。
社会がファシズムへと近づいている少年時代、些細な思い出を拾い集めて繋ぎ合わせる。それが虚構か現実か…