ゴンベ

ヤマトタケルのゴンベのネタバレレビュー・内容・結末

ヤマトタケル(1994年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

マグロ食いの製作待ちで平成ゴジラを中止している間に夏興行シリーズを立ち上げようとして作られた作品だそうで、いかにも突貫工事らしい感じもありつつ、ヤマタノオロチの作りや見せ方はとても良い。中ボス怪獣とのバトルも結構頑張っている。

ただハリウッド志向がいちいちパロディ的な発想にしかなっていないのがちょっと辛い。全裸片膝立ちで現れる阿部寛といい、いきなり始まるライトセーバーバトルといい、そんな要素を混ぜてこうもガチャガチャするくらいなら、もっと日本神話の要素を活かしたものが見たかったところ。子供ウケに気を配ったにしては、一旦やられるくだりの描写が妙に痛々しいのも気になる。

男の子ならメカは欲しいでしょ、という感覚、こういうの見てるとマーケティング的にはやっぱり確信があるんだろうなと思うけど、分っかんないなあ……それよりは生きもの生きものした怪獣が見たい。
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