ヤマトの国にオオウスとオウスという双子が生まれる。弟のオウスは不思議なチカラを持っており…
ヤマタノオロチの造形の素晴らしさを覚えていたのでたぶん一度は観たはず。と思って再鑑賞すると何も引っかからない笑 もしかする特撮の本にあったヤマタノオロチを写真でしか見たこと無かったかも笑
ストーリーはヤマトタケルの話にそのまま沿っていて冒険モノ+国作りという感じ。なんら難しいところはないのでお手軽に観れるかも。まあ古代日本のカタカナが難しいかれない。ツクヨミやらアマノムラクモとか。個人的にはこのネーミングセンスすっごい好きなのでスマホ片手に調べながら鑑賞。
アクションは当時としては頑張ってる方じゃないかな?ワイヤーアクションを使っていてビックリした。香港とかが始めたのかなって思っていたら日本でもちゃんとやっていたのか。まあアクションってほどじゃないけど。それに効果音が少々しょぼい。鍔迫り合いのときにカキンって言わないのが微妙。
主人公は高嶋政宏。確かにザ日本人の顔だもんね。特撮×SF×時代劇なんてもう作られないだろうけどこの顔はピッタリ。
一番の魅力は敵怪獣ですよ!
登場怪獣
クマソガミ
ムーバ
ヤマタノオロチ
クマソガミ、ムーバは作品を見たらわかります。
それよりヤマタノオロチ!デザインもさることながら、首8つの動きは壮大さとかっこよさしかないぜ!これを今となってはロストテクノロジーとなりつつある操演(怪獣の上にピアノ線を吊るしてそれを動かして怪獣の動きを表す)でやっていたのは本当にすごい!しかも20人がかり!これでよく絡まなかったものだ!暇があればそのお姿をググってほしい。これだけで元を取れると思う。
そんなヤマタノオロチを迎え撃つのがウツノイクサガミ。怪獣ではない。ロボットっぽく神話的な流線のフォルムでこちらもかっこいい。戦隊モノに出てくる合体ロボットがより人間っぽくなったと思ったらいい。変身する形なのでコクピットとかはありません笑
特に興行収入を上げることなくこれで終わってしまったのがもったいない。確かに題材にするには古すぎたかもしれないな…