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百年恋歌のKのレビュー・感想・評価

百年恋歌(2005年製作の映画)
3.5
「恋恋風塵」に続き、シャオシェンの作品ってほんとに魅了される。彼にしか作れない芸術作品

本作はおそらく好き嫌いが分かれる作品だと思います。
Filmarksの評価を見ても高い人はすごい高い評価をつけてますし、低い人は低い評価です。

おそらく、シャオシェン特有の素朴な雰囲気の映画が合わなかったのかもしれませんね。
劇中の台詞は少ないですし、ゆっくりと進んでゆくストーリーが多いので。

本作は「時代に縛られながらも、共通する愛の激情を3つの時代で描いた作品」だと思います。
1966年、1911年、2005年と、ひとつ50分程の3つのストーリー。

1911年はサイレント映画だったり、様々な工夫が施されていますが、シャオシェン作品には多い「眠い時に観る」のは禁止です。笑

個人的には最初の66年のストーリーが素敵で好きでした。
初めのビリヤードのシーンでもう「あ、これきた…」と確信でした。笑

そしてサントラが全て最高にいい…

余談ですが、首都圏在住の方でしたら現在新宿のK'sシネマで台湾巨匠傑作選というプログラムがやってますので、その上映作の中に、シャオシェン、エドワードヤン、ミンリャンなどの台湾の巨匠監督の作品(中には廃盤でレンタルしていない名作品も上映してます)が上映してますので、興味ある方は是非足を運ばれては如何でしょうか^^♪
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