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座頭市鉄火旅のkassyのネタバレレビュー・内容・結末

座頭市鉄火旅(1967年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

不吉な鳥の群れの下で、座頭市は足利の親分・庄太郎の非業の死を看取った。旅芸人の一行と、初祭に賑わう足利の宿に来た市は、この一帯を支配する県(あがた)の岩五郎一家の悪業に義憤を感じ、、賭場に乗り込んでイカサマを暴いてみせた。鍛冶屋の仙造の師匠が鍛えた名刀だが寿命がきており、あと一人斬ったら刀は鍔元から折れてしまうというのだ。市は仙造の紹介で、旅籠の下野屋で按摩として出入りするようになったが、この宿には弟の清吉に跡目を継がせ、一家を再興させたいと願っている亡き庄太郎親分の娘・お志津が甲斐甲斐しく働いていた。市はかねてより八州見廻りの桑山を買収して二足の草鞋を履く岩五郎が、庄太郎殺しの下手人であることを突き止める時代劇アクション。シリーズ第十五作目。

どこへいっても厄介ごとに首を突っ込まずにはいられないイチ、今回は刀剣の寿命に気づいてもらえたから乗りきれます。悪人成敗はいつもながら爽快です。

2024年5月14日(火) 20:00~21:55
 トゥエルビ
録画鑑賞

(ストーリー)
行方定めぬ旅の途中、座頭市は偶然、何者かに斬られた足利の親分庄太郎の最期を看取り、旅芸人の一行と共に足利にやってきた。庄太郎亡きあと、県の岩五郎の暴虐に足利の人は難渋していたが、市は岩五郎の賭場に現われ、イカサマの裏をかいて大金をせしめた。ただでは帰さぬと追う子分を見事な居合で斬った市は、居合わせた鍛冶屋の仙造の世話になることにした。元刀工の仙造は市の刀が師匠の作であること、そして刀の寿命が尽きていることを告げた。市は愕然とした。自分の命を守ってきた仕込みが、すでに折れかかっているというからだ。これを機会に堅気になれという仙造の勧めどおり、市は旅篭下野屋で働くことになった。そこには庄太郎の息子清吉と姉のお志津がいたが、実はお志津は仙造の実の娘で、庄太郎の養女だったのである。そのお志津に好色な関八州見廻役桑山が目をつけ、お志津の望みである庄太郎一家の再興を餌に近づいてきた。一方、仙造は一世一代の名刀を作ることを悲願に、二十年ぶりに鋼を鍛えていたが、桑山はそれにも目をつけ、岩五郎に密かに狙わせていた。ある日、岩五郎の子分は仙造を殺し刀を奪っていってしまった。そのうえ、庄太郎一家を再興されては困る岩五郎は、清吉をも殺してしまった。しかも、お志津は桑山の許に連れていかれた。市は仙造の家に預けてあった仕込みを手にすると、桑山の屋敷に駈けつけ、桑山を斬ってお志津を救い出したが、その時、仙造が殺される前に、新刀を市の仕込みにすり替えていたのを知った。市は亡き仙造の心に感謝し、待ち受けるやくざ共を斬りまくり、岩五郎をも斬った。翌朝、誰にも告げずに、再び旅に発った市の手には、新刀の仕込みが握られていたのである。

ジャンル時代劇 アクション
製作国日本
製作年1967
公開年月日1967年1月3日
上映時間92分
製作会社大映京都
配給大映
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