山本Q

シャーロットのおくりものの山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

シャーロットのおくりもの(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

豚がメインの映画は少ないので、面白くなかったら嫌だから見れてなかった。
ベイブが好きなので、牧場を舞台にリアルな動物達がワイワイと暮らしている映像だけで幸福。ダイレクトに好みの作品。

落とし所がヒューマニズムの押し付けでは無く、日々の暮らしが価値のある物だと思わせてくれるあたりが面白い。
女の子がいつのまにか豚よりも男の子を選ぶようになっていたりが、かなりいい豚映画・動物映画だった。

映画は原作重視だと思う。解釈もイメージは変わらず。
CGも多いと思うけど違和感はそれほど無かった。
鼠の巣穴の中を見れるのは映画ならでは。

単純に動物に人間の価値観を当て込んでのお涙頂戴を目指すのでは無く、個と個の出会いと別れを取り扱いながら、変わりゆく日々が素晴らしい事を思わせる作りがすごい。
メインを嫌われがちな蜘蛛や鼠にしているあたりに強い意気込みを感じる。

雲の声優がジュリア・ロバーツだったり、キャシー・ベイツ、ロバート・レッドフォード、サム・シェパードが出てたりと何気に豪華キャスト。鼠はやっぱりスティーヴ・ブシェミだった。さすがの存在感。子役のダコタファニングを観れるのも嬉しい。

子供にもおすすめできるいい作品だった。
ディズニー作品を見せるよりはこちらを。
山本Q

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