PeggyMYG

黄色の部屋のPeggyMYGのレビュー・感想・評価

黄色の部屋(1930年製作の映画)
3.6
原作はガストン・ルルーの超有名密室ミステリ。とは言え、小学校の図書室にあった少年少女世界推理文学全集(あかね書房。装丁も好きだった。多分全巻読んだはず)の記憶だけでかなりおぼろげ。こんな話だったかな?

“お屋敷"と"法廷"という二大要素で重々しくなるかと思いきや、科学実験室のギミックの可愛さ、若き新聞記者ルルタビーユ(設定も18か19才)の軽業師のような活きのよさ、編集長とのやりとりの愉快さ(カーテン開け閉めのシーンとか。シュールなほどやたら長い笑)、と意外にコミカル色も強くて楽しく観られます。

正直密室犯罪を解き明かす楽しみはほぼなかった笑けど、味わいのある一本でした。
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