上村松園の絵が好きで、宮尾登美子が好きなので、原作小説を読んだかどうか定かではなかったが、今頃になって映画を鑑賞。
どの世界でも、女性が活動するには困難が多かった時代。
絵を描くこともそうだったとは、女性に許されていたことは本当に少なかったのだなと思う。
津也は本当は誰を愛していたのだろう? それとも、男はどうでも良かったのか?
全体的に名優が多く、安定の演技力だ。特に女優陣が素晴らしい。名取裕子も熱演だが、母親役の岡田茉莉子が良かった。
出番の少ない、高峰三枝子や三田佳子の存在感はさすが。
題名になっている、有名作品「序の舞」の誕生秘話?も描いて欲しかった。