よしくん

序の舞のよしくんのネタバレレビュー・内容・結末

序の舞(1984年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

女性として初の文化勲章を受賞した日本画家・上村松園の半生を、名取祐子が熱演しているが、どれだけ苦労してあそこまで上り詰めたのが非常によくわかる。

彼女の心情を表す作品として「焔」や「母子」が出てくるが、このストーリーとダブらせて描かれると、松園の作品の感情が浮かび上がり、鑑賞者としても深く感情を共有して観ることができ、人生の苦しみ(師匠に誘われて無理やりされ、子供ができたと思ったら世間体と自分の苦労ばかり言われて親と衝突して、赤子は里子に出せと言われ、東京で絵が認められたら、師匠に^_^た合う羽目になり、されにまた妊娠したが、今度は母が、世間体を跳ね返しても自宅で産み育てる事を許す、しかし里子に出した長女の私を同時に知る)はあまりに深く苦しかったと思う。
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