太平洋戦争の最強アメリカ陸軍442部隊は、実は日系人の部隊だったことは最近知られる様になってきた。同じく442部隊を扱った映画『ブレイブウォー』にもそれは詳しい。日本が真珠湾攻撃で宣布告すると敵国人日本人及び日系人を財産没収のうえ、収容所に入れて捕虜とした。主人公の高校生の様に奨学金も凍結し大学へは行けなくなったり事業者は閉鎖した。差別もされ、彼らのアイデンティティーは大いに揺らぎ、米国への忠誠を示し家族や日本人及び日系人の尊厳を守る為に追い込まれた末の志願者のし集合か442部隊。彼等は勇敢であり戦果を上げ、仲間の尊厳回復に寄与した。しかしながら日本軍に銃を向けたのは事実であり、哀しくもある史実である。単純に感動出来る話しではないのだ。但し戦争中にアメリカにおいて破壊行為やスパイ行為の記録がないことは日本人として誇れる。知るという意義ある映画。
