けーな

おもいでの夏のけーなのレビュー・感想・評価

おもいでの夏(1970年製作の映画)
3.6
「アラバマ物語」のロバート・マリガン監督作。「アラバマ物語」と同様に、観終わってからとても余韻が残る。

原題は、”Summer of '42” ('42年の夏)。
脚本家のハーマン・ローチャー自身の懐古録。

第二次世界大戦の戦火を逃れて、家族と共に、ニューイングランドの島に移り住んできたハーミーが、そこで友達になった同年代の子達と、多感な日々を過ごしていたが、丘の上に住む美しい人妻に心を奪われ、そして…。

途中までは、思春期の男子は、ほんと、困っちゃうなと思ったり、コミカルな雰囲気が強くて、例えば、薬局のシーンなどは、ドリフのコントかって、感じで、笑っちゃうのだけれど、終盤にかけて、切ない展開になる。

アカデミー作曲賞を受賞したミシェル・ルグランのテーマ曲が、切なさを表現していて、素晴らしい。
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