電気羊

おもいでの夏の電気羊のレビュー・感想・評価

おもいでの夏(1970年製作の映画)
3.2
思春期の少年が憧れた美人若妻への初恋の物語。いわゆる「青い体験」シリーズですな。

主人公の少年を含む悪ガキ3人組は、夏休み中にたまたま通りかかった丘の上で軍人とその伴侶である美人若妻を見かける。

少年は、若妻に一目惚れし、以後、若妻のことを気にし続けるが、若妻の夫が船に乗り戦地に赴く別れのシーンを目撃する。

少年は、ひとり丘の上に残された若妻に気に入られようといろいろアタックするが、若妻は少年の不器用でぎこちない少年の思いになんとなく心を許していく。

ある夜、主人公が若妻の家に訪れるとテーブルに夫の戦死通知が届いており、若妻が悲しみの涙を流しているところに遭遇する。
若妻はもうこの家で夫を待ち続けることを終わらせる決意をし、最後の夜に自分に恋する少年に身を任せ一夜を共にするのであった。

少年も初恋の女性と結ばれ嬉しいはずなのに、それが最後の夜だと悟る。
そして次の日、若妻の家を訪れると家は無人になっておりドアには少年への別れの手紙が挟んであった。

こうし少年と若妻は二度と再び会うことはなく思い出となっていくのであった。
人妻への恋は背徳感と美しさが相まって罪なんだよなー。男にとって。
電気羊

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