ツタヤ

ユーズド・カーのツタヤのレビュー・感想・評価

ユーズド・カー(1980年製作の映画)
3.1
ゼメキス&スピルバーグのコンビが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の前にも車がテーマの映画を作っていた。これは映画ファンを自認するならば見とかなければまずいでしょ。…ということで期待度大のウキウキウォッチング。

まだアメリカの自動車産業が日本車に侵略される前なんですかね。燃費の悪そうなアメリカ車が大量に出てきます。ガムでくっつけとけば直る、そんなアメ車のいい加減さが愛しい。またこの映画には人が一人死んでも、そして電波ジャックが行われても、しばらくすれば皆が忘れてしまう海よりも広い寛大な心があります。さすが脳味噌が蟹味噌のアメリカ人。(誉めてます)

そのくせ誇大広告にはやけにうるさい。売り場の車を全部並べて長さを計ると1.6㎞になるというCMで車1台分(6m)足りないことが許されない。1.6㎞のうちの6mですよ。たった0.375%の誤差です。そんなもん別にいいでしょが。裁判沙汰になると急に細かくなる。これはそんなアメリカの訴訟社会を痛烈に皮肉った作品でしょうか?(絶対に違う。笑)

【結論】「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同水準のものを期待してはいけません。
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