ゴン吉

さすらいのカウボーイのゴン吉のレビュー・感想・評価

さすらいのカウボーイ(1971年製作の映画)
4.0
ピーター・フォンダが監督兼主演を務めた西部劇。

ハリー(ピーター・フォンダ)は7年もの間、友人と3人で旅をしながら暮らしていた。
仲間からカルフォルニアに向かうことを提案されるが、長年の放浪生活にも疲れ、妻娘の住む農場に戻ることを決める。
そんな折、仲間の一人がある町で殺されて馬を奪われてしまう。
残された二人は馬を取り返し、その後、ハリーは友と一緒に妻娘の住む家を訪れる。
長年家を空けて突然帰ってきた夫に、当初は戸惑っていた妻であったが、徐々に受け入れていく。
そして友人は一人カルフォルニアに向けて旅立つ。
ハリーに家族との暮らしが戻ったのもつかの間、友人が馬泥棒に捕らわれの身になったとの知らせが届く。
果たしてハリーが選んだんのは家族なのか友なのか?  

家族への愛情と友との友情、放浪生活と定住生活。
流れ者と残された家族の生き様を淡々と綴った作品です。
身勝手な夫に対して、信頼できないと思う一方で、一緒に居てほしいと思う妻のせつない気持ちも描かれています。
哀愁漂う物語です。  

BS TVで鑑賞
ゴン吉

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