松長もんど

さすらいのカウボーイの松長もんどのレビュー・感想・評価

さすらいのカウボーイ(1971年製作の映画)
4.6
7年もの間カウボーイとして放浪生活をしてきたハリーの旅の終わり。妻と子の元へ帰るー
西部劇であって西部劇ではない、ノスタルジックな人間ドラマ。男たちの別れの物語はかなさの美学。

本作を語る上では欠かせないブルース・ラングホーン(1938–2017)による音楽が素晴らしい。だらりとしてそれでいて美しい楽曲たちは、サイケデリックサウンドのようにも聴こえる。
別の音楽だったら作品の評価が変わってきそうな、それほどにまで影響力を持っている。サントラが欲しくなること間違いなし。