妻と娘を捨て自由を求めて旅立ったハリー(ピーター・フォンダ)だが、7年間のさすらいの果て、放浪を共にしてきた親友アーチを伴い家に戻る。突然の夫の帰還をすんなり受け入れない妻に、使用人として真面目に働くことで、少しずつ夫としての信頼を取り戻してゆくが…というストーリー。
ピーター・フォンダが主演、監督を務めた作品。
冒頭の事件がかなりリアリティを追求した感じでグロめでびっくりした💦
その後は、西部劇らしいモニュメントのある広大で雄大な景色、のどかなギターの音色、美しく優しい自然光と、抒情的な映像が続き、よくある西部劇のドンパチや馬🐎で疾走するシーンもなく、どちらかというと、突然夫が戻ってきて戸惑う妻の心情を中心に描かれている。
と思ったら、ずっと気になっていた冒頭の事件がラストの事件へと。やはり西部劇につきもののドンパチが起こる。
西部劇には珍しく、この時代の女性の生き様を描いている。
友情を取ろうとする夫に、親友アーチを”浮気相手”と喩えて引き留めようとする妻がとても生々しくて女らしかった。
珍しく邦題も作品と合っていて良い。
いろんな意味で、他の西部劇とは一線を画す作品。