びぃあぃじぃ

127時間のびぃあぃじぃのレビュー・感想・評価

127時間(2010年製作の映画)
4.0
実話を基にした驚愕のサバイバル映画。

人里離れた渓谷に落ちて取り残された男。
誰の助けもない、水も食料も少ない極限状態に陥った時、乱れ崩れていく精神の表れが凄いと思った。

ラスト15分、彼が下した最後の決断。
見ているこっちも血の気が引いて気絶しそうに。


一人旅は確かに気楽で自由で良いものです。
しかし決してゼロではない事故の危険性。
美しい景色とは裏腹に牙を向く自然。
この映画はまさにそういった恐怖の疑似体験。

旅に出る時は家族や知り合いに行き先を伝えるという当たり前のようでなかなか出来ない事の大切さを、これでもかと痛感させられました。