とことん説明を削ぎ落とした果てに、最後に残るのは男と女と銃という記号だけ。黄色がかったフィルムの質感が白昼夢のようで、曖昧とした空気の中で繰り広げられる対決はゼロからゼロを引いたような空回りの虚無感…
>>続きを読む何故そうなる。しかし悲劇によって解放されることもある。前半の関心事はあっという間に遠い過去に追いやられる。
広角の余白が生む緊張感。団地と広角って合う。暴力の衝動が燃え上がる炎天下の一方で、女たち…
重要な会話がほぼなく
哀しみだけが伝わってくる
町の喧騒や人間の動きに陰で鬱な音が映像に押し込められている
子供が誘拐されて残酷な事件が完徹された
同じリズムで町歩く人々
喧騒のなか白昼堂々消え…
絵の強度と大和武士の顔と佐藤浩市の不気味さがよい
冒頭タイトル
覆面男との3回連続の切返しからのダッシュ
数数えるカチカチするやつの使い方
フィルムの色、青がよい
カラフルでバブリーな街の人々と真…
当時、岡山では上映されてなくて一人で大阪まで観に行った。
楽しく明るい銃撃戦かと思ったら、息子を殺し、妻を奪った男を探し、追い詰め、撃ち、殺す物語だった。
独身の時に観てよかった。息子が生まれた後に…
男児にまつわる悲劇がとにかく辛すぎて、脳が理解を止めた。幼稚園児持ちは正視に耐えかねる…
不幸な物語、結構好きな自覚があったけど、ただ墜ちていく人を描くだけなのはもはや前時代的なのかなぁと思ったり…
近年、良作が続く阪本順治の平成の代表作と又聞きし鑑賞。日本映画がVシネの名を借りて最も苛烈であったあの頃のシーンに最も接近した作品と言えるかもしれない。今作や『弟とアンドロイドと僕』のような省略と暴…
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