とことん説明を削ぎ落とした果てに、最後に残るのは男と女と銃という記号だけ。黄色がかったフィルムの質感が白昼夢のようで、曖昧とした空気の中で繰り広げられる対決はゼロからゼロを引いたような空回りの虚無感…
>>続きを読む重要な会話がほぼなく
哀しみだけが伝わってくる
町の喧騒や人間の動きに陰で鬱な音が映像に押し込められている
子供が誘拐されて残酷な事件が完徹された
同じリズムで町歩く人々
喧騒のなか白昼堂々消え…
絵の強度と大和武士の顔と佐藤浩市の不気味さがよい
冒頭タイトル
覆面男との3回連続の切返しからのダッシュ
数数えるカチカチするやつの使い方
フィルムの色、青がよい
カラフルでバブリーな街の人々と真…
当時、岡山では上映されてなくて一人で大阪まで観に行った。
楽しく明るい銃撃戦かと思ったら、息子を殺し、妻を奪った男を探し、追い詰め、撃ち、殺す物語だった。
独身の時に観てよかった。息子が生まれた後に…
近年、良作が続く阪本順治の平成の代表作と又聞きし鑑賞。日本映画がVシネの名を借りて最も苛烈であったあの頃のシーンに最も接近した作品と言えるかもしれない。今作や『弟とアンドロイドと僕』のような省略と暴…
>>続きを読む阪本順治はあまり合わないが、これは面白かったな。
この映画での佐藤浩市の悪役像はいかにも平成的で、昭和世代の三國連太郎には無かったもの。
二人の対決に向けて周囲がどんどん削ぎ落とされ、終盤は黒澤の…
1ヶ月くらい前に観たのにもう結構忘れてるのだけど笑
あのアバンタイトルのかっこよさは忘れないわほんとかっこいい
この頃の邦画の良さを表してるような映画
人が人でなくなるような瞬間
理由のない行い…
怖しい!大和武士対佐藤浩市。中盤まで途轍もなくヤバい映画を観ている感覚と狐につままれたような気持ちで見入るしかない。二人の状況・心理描写一切なし。これが後半で凄い引力になる。北野武と黒沢清に最も近づ…
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