そこそこ面白いとうのが率直な感想。
実は藤原竜也のやや過剰ともいえる演技はそんなに好きではないのだが、こうした漫画原作の作品とは相性がいいのかもしれない。
ちなみに原作コミックは未読。
ストーリーの面白さというのはもちろんあるのだが、それに対しての俳優陣の熱演あればこその作品と言える。
そんな中で一番目立つのは香川照之なのだが、個人的に注目すべきは光石研だと思う。
天海祐希、マツケン、松尾スズキ辺りももちろんいい!
しかしこの作品では、光石研推し。
実は本当に好きな役者の一人。
本当にただの臆病なおっさんにしか見えないのが最高。
『20世紀少年』のヤマさんとかもそうだけど、とにかくどんな役でも柔軟にこなせる役者って貴重だと思う。
まさに名バイプレイヤー。
ただ続編が作られてはいるが、初見で「続きを観たい」と思わせる訴求力が足りないようにも感じた。
そこそこ面白いけど、正真正銘「そこそこ」止まりの映画。