丽遥

突然炎のごとくの丽遥のレビュー・感想・評価

突然炎のごとく(1961年製作の映画)
3.7
ファム・ファタール映画だがその描かれ方にはあまりピンと来ず。やっぱり意図的な男への翻弄とか、仮装性に興味があるんだなあと。このジャンヌ・モローは無邪気で奔放で美しいだけでたぶらかそうとはしてなかった。ラストもわたしに興味を示さなくなるなんて😡みたいなノリで衝動的にやっちゃったんだろうなあっていう

前までは無表情だったのに近頃は笑うようになったっていうくだりのジャンヌ・モローの静止画ショット群が、遺跡の女神像幻燈上映会時の一枚一枚を思い起こさせ、彼ら二人にとってモローは幻想を投影したものだったということが根拠づけられてた。
一方で、二人がミソジニー論議を交わしてる時に突然川に飛び込んだり、その突発性に共感したのもまた事実だった。

あと娘はどうなったん?と終盤ずっと思ってた
丽遥

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