陰陽

突然炎のごとくの陰陽のレビュー・感想・評価

突然炎のごとく(1961年製作の映画)
3.5
60年代のフランスは、狂いすぎてる恋愛感が描かれていてマジでホラーなんよな。当時のニューシネマ前のアメリカ人達にしたら刺激的すぎて、魅力的だったんだろう。
文学的価値観を親友にするという、まさしくカフカとブロート。時代が時代だな、同性でありながら2人だけの時間感があって、親友という物差しは現代とは違うのだかどこか、憧れをもってしまう。そんな2人に現れるクレイジーな女カトリーヌ。1人を愛するなんて考えられないという彼女に振り回される、ジムとジュールとその他のちんこ達。まあ当時は割とあるあるな話だったらしいが、この作品ではこのちんこ達がちんことして描かれていなく、ちゃんと人間としてカトリーヌを求めておる。そんな男達を近場に置いたり、離したり、合わせたりするのがバリ怖い戦術家なんすね。
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