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突然炎のごとくのペインのレビュー・感想・評価

突然炎のごとく(1961年製作の映画)
4.7
『夜』『死刑台のエレベーター』『雨のしのび逢い』等、普段映画であまり笑わないイメージの強いジャンヌ・モローを、この映画では沢山笑わせたかったと語る監督のフランソワ・トリュフォー。たしかにこの映画ではよく笑っている(※中盤でのあるストップモーションも印象的!!)。

学生時代に観たときは特に何も感じなかったが、今改めて観るとポール・ヴァーホーヴェンが愛する1本というのも納得の、フリー・ラブの先駆(※実際に『気狂いピエロ』や『俺たちに明日はない』に影響を与えている)とも言えるような、エグみあるラブ・エクスペリメント映画でたいへんに面白く観た(あ、そういえば今年観た大当たり映画『バルスーズ』もジャンヌ・モロー案件🕺)

原作は『恋のエチュード』と同じくアンリ=ピエール・ロシェによるものだが、どことなくトリュフォー監督の自叙伝感がある←今年公開のスピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』にも通底するものもある。
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