よつ

ダーク・シャドウのよつのレビュー・感想・評価

ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)
5.0
小さい時に見た記憶はあるけど詳細は覚えていなかったので再鑑賞。

懐かしかった〜。そして面白い。
小さい時はバーナバスのことがよく分からなかった。普段はおもしろ白塗りおじさん吸血鬼なのに、人を襲う(特にホフマン博士を襲うシーンは強烈に覚えてる)など、ふとした時に恐ろしい面もみせる。善でも悪でもない感じに当時、戸惑った記憶がある。
でも成長してから見ると、ティム・バートンは善と悪の中間にいたり、悪だと周りに勘違いされちゃう異質で馴染めない人たちへの愛情がとてもあることに気づいた。
そして今回、悪役として登場する魔女アンジェリークがめちゃくちゃ好きになった…!バーナバスを吸血鬼にして民衆を先導、200年間棺に閉じ込めるというなかなかえぐいことをしてるけど、それもこれもバーナバスを愛してるからというのが憎めない…!すごく好き!!
美人で官能的で(ベッドシーン?で幼いながらも気まずくなったのも良い思い出)毒毒しくてとてもよかった…!
最後、アンジェリークの愛は支配であると指摘され、家族愛に打ち負けてしまう。仕方ないっちゃないけど報われないラスト、切なかった。

小さい時は絶対アンジェリークをひどい悪役としか見てなかったと思う。小さい時に持った印象と照らし合わせて鑑賞するのも楽しいなと思った。
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