黒木監督の名作。
渦巻くエネルギーに圧倒されます。
とにかく映像からの圧力がすごい。
演出もさることながら、名匠木村威夫さんの美術監督によるところも大きいです。
70年代のATGのテイスト全開。
常…
これは1975年のキネ旬ベストテン2位に入った黒木和雄監督作品だけど、脚本を書いた中島丈博の半自伝的な作品で、高知県に住む若者がシナリオライターを目指して上京するまでを描いた青春映画の傑作でした。
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パンチの効いたドラマでした。面白かった。やっぱり、ATG作品は楽しい。南国土佐の小さな村が舞台で、家族もご近所さんも皆、常識がズレてるのが、驚きと共にワクワクでした。
信用金庫で働く楯男は、東京へ…
起こされ,書き物隠し,バス,自転車,商店寄り,俵運び村女,背広作り妄想,舟行き別れ,契約数最下位,会社歌,裕次郎映画,ぶつかり怒鳴られ逃げ,シナリオ話,漁師揶揄われ,泥棒警察追われ,海辺走り,涼子近…
>>続きを読む小骨トモさんという漫画家の方が好きな映画だというのを読んで、なんの気なしに観てみたのですがけっこうすさまじい作品でした。
高知の田舎で信用金庫につとめる若い男を主人公にした青春モノ。舞台がけっこう…
親子揃っていい年して女道楽。息子が生きがいの母。元気になる薬で頭がやられた娘。宿直室に押しかけて来てぼや騒ぎ。切った西瓜に籠の鳥と自転車。色んな家に泊まり子供にこづかいあげるハナ肇。汚らわしい最低な…
>>続きを読むさて、黒木和雄監督の代表作「祭りの準備」。
若者が閉塞感いっぱいだった時代の代表的な一篇です。
鬱積した気持ちを物語化して彼女に聞かせる主人公が痛々しい。
自分以外の人間はなんて気楽に生きているの…
登場人物の全員がデタラメ。
そんなデタラメな人々が起こす出来事は、ちょっとシャレにならないようなことばかり。しかし、さほど深刻に思えない。時代なんだろう。
舞台となった昭和30年代の高知(ないしは…
ああこのいやらしさ、この波の煌めき…。ゾッとするようなどん詰まりの田舎。土と汗と潮風と精液の匂いがしそうな世界よこれが祭りの準備である。原田芳雄、ありがとう!ハナ肇の食事シーンってどの映画でもだいた…
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