GaPTooth

米国の機密室のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

米国の機密室(1935年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

米軍の陸軍省暗号課の活躍を描く。
謎解きあり、ラブ要素あり、コメディ要素あり。面白かった。

1917年4月。太平洋上で、米軍の戦艦アデリアがドイツ軍の魚雷に撃沈された。
どうやら敵に暗号が解読されているかもしれない、という情報を得て新しい暗号が陸軍省次官補暗号課長ブレナン少佐によって作成され、物資輸送船で試されることになる→成功。

その頃、日本でAP通信の東京支局長をしていたビル・ゴードンが米軍中尉としてワシントンD.C.へ帰ってきた。
実は、ゴードンは暗号の専門家で、アンソン・メリタン名義で『暗号の作成と解読』という本まで出版していた。
当然、米軍陸軍省暗号課に配属されて、日々敵の暗号解読に携わるようになる。

米軍の戦艦を護るために、護送船と英軍の駆逐艦を"ある地点"で合流させるという極秘情報が、敵に筒抜けになっていることが判明。
どうやら敵に暗号文が筒抜けになっているらしいが、作戦が進行している今となっては暗号を変更することはできない。

スパイの存在が疑われた時、タイミング良くスパイが判明する(笑)
なんと暗号課長ブレナンの愛人オリビア・カルロフがスパイ!オリビアが極秘文書を盗み見しているところをブレナンが目撃。焦ったオリビアによってブレナンは殺されてしまう。

ここから、ジム・ゴードンによるブレナン殺人事件の犯人逮捕と(ついでにマーティン博士殺人犯逮捕)とスパイ一網打尽作戦が繰り広げられる。
容疑者の私信郵便を開封するし、暗号解読のために衣服を収集(下着まで脱がす)するし、言葉巧みに近づき誘導しようとする。

一方、スパイ一味もジム・ゴードンの裏をかいて抹殺しようとあの手この手で対抗してくる。

オリビアを追い詰めたまでは良かったが、思わぬ反撃にあい絶対絶命のピーンチ!

まあ救われるんですけどね。
これがまた暗号によって。
この辺りが本当に上手い👍

ラストの"もう一波乱"もgood👍
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