ocho

ブルゴーニュで会いましょうのochoのレビュー・感想・評価

3.8
20でブルゴーニュを離れ、パリで著名なワイン評論家となったシャルリ。
しかし、実家のドメーヌが倒産の危機に直面し、腹を括り、ブルゴーニュに戻った。
評論家として生きてきただけに作り手になる事は相当な向かい風になるであろうと思われたが、培った関係を使い、奮闘。なんとか在庫を処理することに成功する…

途中で思ったのは、まぁ、なんとお年寄りたちの頑固なことか!

日本でここまで頑固だと匙を投げられそうですが、主人公の父もお隣のドメーヌのおばさん(エディット)もとにかく頑固。
頑固一点張りです。

シャルリがかなり歩み寄っているのになんと捻くれ者なことかとがっかりもしますが、
根明でないながらも前向きに頑張るシャルリはなかなか良かったですね、ちょっと顎が長くて気になってしまいましたが…

若い人間が、昔ながらの馬を使った方法に振り切るのは興味深かったです。
普通は効率化とかデジタルとか合理性とかそっちに振り切れるはずなので…
効率化ではなく、特徴をつけるためのあえての
こだわりということで、なかなかの博打でヒヤヒヤしましたが、そこは映画!
うまく行きます。

とにかく風景が美しく、素敵な映画ですが、神聖な酒蔵で隣人の既婚女性といちゃついたり、
都合よく恋愛になったり、この展開はいるのかなぁ?という程度のロマンスが散りばめられています。

ドメーヌのこともしることができて良かったです
ocho

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